Google はどうやって儲けているのか、また広告主は?
Google の収入はどこから来ている?
Google は今や超巨大企業となっており、何十億人ものユーザーが Google 検索や Gmail、その他の Google のサービスを受けています。その Google がどうやって儲けているのか、興味深いデータが公表されていますので見ていきます。なんと Google 全収益のうちの 97% もの収入が広告収入です。2010年から2011年までの1年間で約3兆2200億円(1ドル=100円として換算)もの広告収入がありました。
テレビの広告の場合は広告主(企業)がコマーシャルを流すためにテレビ局にお金を支払います。Google の場合、広告主(企業)が Google 検索結果に表示する広告のために Google にお金を支払います。Google 検索すると様々な広告が表示されるのを見たことがあると思いますが、Google は広告主(企業)から収益をあげているわけです。
広告料金の高い検索キーワードは何か?
以下の図を見ると一目瞭然ですが、広告料金の高い上位5つの検索キーワードは次のようになっています。1) 保険 (Insurance)
2) 各種ローン関係 (Loans)
3) 住宅ローン等 (Mortgage)
4) 法律関係 (Attorney)
5) クレジット関係 (Credit)
How Does Google Make Its Money: The 20 Most Expensive Keywords in Google AdWords
それらジャンル(業種)の広告料金が高いのは、似たような広告を出そうとする企業が多く、競争原理によって広告料金が高くなっていることが要因となっています。
Google Adsense (Google アドセンス)等の広告をブログに貼っている方は、このような傾向を見ておくと役に立つと思います。
Google 広告収入の内訳と、どの広告主からの収入が多いのか?
Google の収入がどの広告主(企業)からもたされているのか、以下のデータに非常によくまとめられています。What Industries Contributed the Most to Google's Earnings?
やはり世界に名だたる企業名が並んでいます。それだけインターネットを見るユーザーは、広告を見て良い物や良いサービスがあれば、そこから商品やサービスを購入する人が多いということです。
非常に興味深いデータとして、以下に広告のクリック率のデータもありましたのでこちらも参考にしてみると良いでしょう。
https://www.wordstream.com/blog/ws/2012/10/25/google-facts
最も広告のクリック率が高いのは 6.27% のインターネット及び電話関係 (INTERNET & TELECOM) の広告です。
ここまで見てきたように、Google はそのほとんどの収入を広告主から得ているということになります。