Sublime Text 3 で様々な区切り文字に応じて綺麗に文字列を揃える方法

Sublime Text 3 で様々な区切り文字に応じて綺麗に文字列を揃える方法

データを区切り文字に応じて綺麗に揃える

多くのデータには区切り文字というものが存在しており、CSV ファイルであればカンマ(,)や、プログラミング言語であればイコール(=)記号で文字列が構成されていることがあります。これら区切り文字を上手く使ってデータの桁を綺麗に揃えるとデータが見やすくなり、データのメンテナンスもしやすくなります。

ここでは Sublime Text 3 で簡単にデータを区切り文字に応じて綺麗に揃える方法を紹介します。


区切り文字には様々なものがあり、具体例として以下のように3つのパターンを用意しました。最初の例はイコール(=)でデータが構成されており、次はパイプ[縦棒](|)、そして最後にカンマ(,)で区切られた文字列があります。
今回紹介する方法でデータを綺麗に揃えると次のように一瞬で桁を揃えることが出来ます。

Sublime Text 3 の AlignTab パッケージを導入する

簡単に区切り文字に応じて桁を揃えるには Sublime Text 3 の AlignTab というパッケージを導入します。

Sublime Text 3 で "Control + Shift + P" キーを押してパッケージコントロールを開きます。そして入力欄に "install" と入力して "Package Control: Install Package" を選択します。次の画面の入力欄で "AlignTab" と入力すると "AlignTab" というパッケージ名が表示されますので、これを選択(マウスで左クリックまたは Enter キーを押す)してパッケージをインストールします。

手順をまとめると次のようになります。

1. "Control + Shift + P" キーを押す
2. "install" と入力して "Package Control: Install Package" を選択
3. "AlignTab" と入力して "AlignTab" を選択

これで "AlignTab" パッケージのインストールは完了です。

AlignTab パッケージを使ってみましょう

それでは早速 AlignTab を使って区切り文字に応じてデータの桁を揃えてみましょう。実際に試して見るために以下のデータをコピーして Sublime Text 3 に貼り付けてみて下さい。
var a = 1;
var five = 5;
var eighteen = 18;
var b = 2;


|id|name|age|
|1|foo|100|
|2|bar|22|
|3|cat|50|


あ,い,う,え,お
かかか,ききき,くくく,けけけ,こここ
ささ,しし,すす,せせ,そそ

データを貼り付けると、次のような画面になっているはずです。

イコール(=)記号でデータを桁揃えする

それでは最初にイコール(=)で区切られた文字列の桁揃えをしてみましょう。下の動画のように操作してみましょう。

1. 桁揃えをしたいデータを選択状態にします。
2. "Control + Shift + P" キーを押してメニューを開きます。
3. "align" と入力し、表示された候補の中から "AlignTab: Live Preview Mode" をマウスでクリックするか、キーボードで "AlignTab: Live Preview Mode" を選択状態にして Enter キーを押します。
4. すると画面下部に入力欄が表示されますので、イコール(=)を入力します。
5. Enter キーを押してデータの桁揃えを確定させます。(※もしキャンセルしたい場合は ESC キーを押します)
6. これによりイコール(=)を区切り記号としてデータが綺麗に桁揃えされます。

パイプ[縦棒](|)記号でデータを桁揃えする

それでは次にパイプ[縦棒](|)を区切り文字として文字列の桁揃えをしてみましょう。下の動画のように操作してみましょう。

1. 桁揃えをしたいデータを選択状態にします。
2. "Control + Shift + P" キーを押してメニューを開きます。
3. "align" と入力し、表示された候補の中から "AlignTab: Live Preview Mode" をマウスでクリックするか、キーボードで "AlignTab: Live Preview Mode" を選択状態にして Enter キーを押します。
4. すると画面下部に入力欄が表示されますので、"円マーク(\)" [英語モードの場合はバックスラッシュ記号]と "パイプ[縦棒](|)" を入力します。
5. Enter キーを押してデータの桁揃えを確定させます。(※もしキャンセルしたい場合は ESC キーを押します)
6. これにより "パイプ[縦棒](|)" を区切り記号としてデータが綺麗に桁揃えされます。

注意) パイプ[縦棒](|)記号で文字列を区切る場合、最初に "円マーク(\)" を入力する必要があります。

カンマ(,)記号でデータを桁揃えする

それでは次にカンマ(,)を区切り文字として文字列の桁揃えをしてみましょう。下の動画のように操作してみましょう。

1. 桁揃えをしたいデータを選択状態にします。
2. "Control + Shift + P" キーを押してメニューを開きます。
3. "align" と入力し、表示された候補の中から "AlignTab: Live Preview Mode" をマウスでクリックするか、キーボードで "AlignTab: Live Preview Mode" を選択状態にして Enter キーを押します。
4. すると画面下部に入力欄が表示されますので、カンマ(,)を入力します。
5. Enter キーを押してデータの桁揃えを確定させます。(※もしキャンセルしたい場合は ESC キーを押します)
6. これにより "カンマ(,)" を区切り記号としてデータが綺麗に桁揃えされます。

データ量の多い CSV ファイルで桁揃えをしてみましょう

最後にデータ量の多い CSV ファイルで桁揃えをしてみましょう。もし CSV ファイルをお持ちでない場合は、下記リンクの「サンプル CSV ファイルを入手する」で CSV ファイルを入手しましょう。

https://everything-you-do-is-practice.blogspot.com/2019/02/sublime-text-3-csv.html

ファイル全体を区切り文字で桁揃えしたい場合には、区切りたい文字列を選択状態にする必要はありません。これまで練習してきた通り、そのまま次の操作を行うだけで桁揃えをすることが出来ます。下の動画は実際に操作している様子です。

1. 桁揃えしたい CSV ファイルを開いておきます。
2. "Control + Shift + P" キーを押してメニューを開きます。
3. "align" と入力し、表示された候補の中から "AlignTab: Live Preview Mode" をマウスでクリックするか、キーボードで "AlignTab: Live Preview Mode" を選択状態にして Enter キーを押します。
4. すると画面下部に入力欄が表示されますので、カンマ(,)を入力します。
5. Enter キーを押してデータの桁揃えを確定させます。(※もしキャンセルしたい場合は ESC キーを押します)
6. これにより "カンマ(,)" を区切り記号としてデータが綺麗に桁揃えされます。

まとめ

このようにして "AlignTab" パッケージを使うと非常に楽にデータの桁揃えをすることが出来ます。データを綺麗に見せたい場合に重宝します。