Talend Open Studio for Data Integration (Version 6.4.1) のインストール

Talend Open Studio for Data Integration (Version 6.4.1) のインストール

無償の Talend Open Studio for Data Integration を使いはじめるには、まずダウンロードしてインストールすることから始めます。下記 URL にアクセスして下さい。

https://jp.talend.com/

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そしてトップページの画面上部の「ダウンロード」ボタンを押します(下図の赤丸部分)。
ダウンロードボタンを押すと次の画面に遷移しますが、有償版製品のトライアル版と無償版が選択できるようになっています。

無償版をインストールしますので「Talend Open Studio 無償製品のダウンロード」という部分(下記画像参照)まで行き、「データ統合」ソフトウェアのダウンロードボタンを押します。



すると更に次の画面に遷移しますので、下図の赤丸部分の「無料のツールをダウンロード」というボタンを押します。

すると下図のように別ページに遷移すると同時に無償版のダウンロードが開始されます。このページでは自分の情報を登録すれば無料のユーザーガイドがダウンロードできますが、ここではユーザーガイドは入手しません。


無償版ソフトウェアのダウンロードが完了すると「TOS_DI-20170623_1246-V6.4.1.zip」というファイルがダウンロードされます。ファイル名の正確な日付部分やバージョンは将来変更される可能性がありますのでご注意下さい。

ダウンロードしたファイルを解凍するために、ここでは「C:\TalendSoftware\」というフォルダを作成しそこにダウンロードした zip ファイルを解凍します。ファイルの解凍が終わるとフォルダの中に様々なファイルが見えますが、以下2種類のファイルがあります。

  • TOS_DI-win-x86_64.exe (64ビットOS用)
  • TOS_DI-win32-x86.exe (32ビットOS用)

お使いの OS にあわせて適切なファイルのショートカットをデスクトップに作成しましょう。早速作成したショートカットをダブルクリックして実行しましょう。するとソフトウェアの実行が開始され、しばらくすると以下のユーザーライセンスへの同意画面が表示されますので、同意ボタンを押します。


その後プロジェクトの作成画面が表示されますので、下記画像の通り「新規プロジェクトを作成」が選択されていることを確認して終了ボタンを押します。


プロジェクトの作成が完了すると、次のようなクイックツアー画面が表示されます。クイックツアーを始めるかどうかはお任せします。


閉じるボタンを押すかクイックツアーが終了すると、サードパーティー・ライブラリをインストールをするかどうか問い合わせる画面が表示されます。これは全てインストールすべきで、インストールしないと利用可能な機能が不足してしまいますので必ずインストールしましょう。「使用可能なフィーチャー」の2つのチェックボックにチェックを付け(下記画像参照)「Finish」ボタンを押します。


そしてサードパーティー・ライブラリのライセンスへの同意画面が表示されますので、下記画像の通り「選択されたライセンスに同意します」にチェックを付けて「全て同意」ボタンを押します。


すると下記画像のように画面右下に機能のインストール進行状況が表示されますので完了まで待ちましょう。インターネット接続速度によって待ち時間は異なってきます。


機能のインストールには時間がかかりますので、インストールしている間に Talend が用意したデモ用のジョブ(作業単位)が下記画像のように用意されていますので、これを実行してみましょう。もし下記画像のようになっていなければ、画面左側のツリーの「ジョブ」ー>「demo」ー>「OnBoardingDemoJob」というジョブ名をダブルクリックして下記画像のような画面になっていることを確認して下さい。


ジョブを実行するには下記画像にある、画面上部の実行ボタンを押します(下図の赤丸部分)。


実行すると Windows10 の環境では以下のような Windows ファイアウォールの外部への接続許可画面が表示されます。セキュリティー的には問題ありませんので下図のように「プライベートネットワーク(ホームネットワークや社内ネットワークなど)」のチェックが入った状態で「アクセスを許可する」ボタンを押します。


ジョブの実行が完了すると以下のような画面になります。


画面中央の「tRowGenerator_1」というアイコンと「tLogRow」というアイコンの間の線上に「100 rows in 0.01s」と表示されていますが、このジョブは100件のランダムな文字列を生成して、上図の画面下に表示するというジョブです。実際には「tRowGenerator_1」という部品がランダムな文字列を生成し、生成された文字列が矢印で接続された「tLogRow」という部品に渡され、結果を画面に表示するというジョブです。実際には何の役にも経ちませんが、あくまでもデモ用のジョブです。またこの処理を完了するのに要した時間は「0.01 秒」というように実行時間も表示してくれています。

以上で Talend Open Studio for Data Integration のインストールは完了ですが、先にインストールを実行しているサードパーティーの機能のインストールが終了するまで待ってから、終了するようにしましょう。

なお拡張機能インストール中に以下のような追加のサードパーティー機能のライセンス同意画面が表示されますので、こちらも下記画像の通り「選択されたライセンスに同意します」にチェックをして「全て同意」ボタンを押しましょう。



以上でインストールは完了です。

別記事で実際にジョブを作ってみたりする方法を紹介していきます。